2011年5月15日日曜日

【香港】一気に冷却、住宅市場:土地競売まさかの安値

 東涌にある住宅用地の政府払い下げ競売が11日午後に行われ、落札価格は事前予想の最低ラインを2割近く下回る34億2,000万HKドル(約410億円)にとどまった。政府が相次いで市場引き締め策を打ち出した直後の大型競売とあって、今後の市場動向を占う上で注目されたが、デベロッパーが慎重姿勢に転じたことを示す結果となった。

 落札したのは南豊集団。蔡宏興社長は「合理的な価格で落札できた」と述べ、20億?30億HKドルを投じて1,000?2,000戸を開発する計画を明らかにした。

 明報(電子版)などによると、新年度(2010年4月?11年3月)最初の政府土地競売となった今回はデベロッパーの反応が振るわず、開始価格の28億7,600万HKドルからなかなか競り上がらなかった。20分過ぎには競売人がたびたび政府の払い下げ予定価に達していないことを警告し、競売中止を恐れた南豊がパドル(買い受け意思を示す番号札)を挙げ続けて何とか価格をつり上げる異例の展開。南豊は予定価をいっそ公表するよう政府に迫り、競売人も4,000万HKドルずつ上げていた呼び値を同社に配慮して途中から2,000万HKドルに縮小するなどしながら、ようやく落札にこぎ着けた。

 同用地は面積2万6,200平方メートル(28 arad rmt

万2,000平方フィート)。香港鉄路(MTR)東涌駅や空港と近く、映湾園(カリビアン?コースト)などの新興住宅地に隣接する好立地であることから、市場関係者は42億?56億HKドルでの落札を予想していた。結果は予想下限を18.5%も下回り、開始価格からわずか18.9%の上乗せにとどまった。

 曽俊華(ジョン?ツァン)財政長官は先月、住宅市場の透明性向上と投機抑制を目的とした9項目のガイドラインを発表。今月には公的機関の都市再開発局(URA)も新たな販売ルールを打ち出すなど、政府は市場の過熱抑制に強い態度で臨む姿勢を鮮明にしていた。

 今後は24日に粉嶺の住宅用地競売が予定され、さらに6月と7月にはそれぞれ何文田とピークの高級住宅用地が8年ぶりに政府主導で競売に掛けられる。合理的な価格での土地供給が増えれば長期的には住宅市場の安定が期待できる一方、短期的には市場のセンチメントが悪化して値崩れにつながる可能性もある。予想をはるかに下回った今回の競売結果が住宅市場にどのような影響を及ぼすか、デベロッパーや投資家の受け止め方が注目される。 MBT 靴

引用元:Perfect World rmt

2011年5月8日日曜日

豪華弁当で年末年始狙い コンビニ、相次ぎ品ぞろえ拡充

 コンビニエンスストア各社が年末年始用として、普段より高価格帯の弁当を相次いで投入している。通常よりも素材や調理法にこだわり、上質感を持たせているのが特徴。年末年始は例年、高価格帯の食品やデザートなどの需要が増える時期だが、今年は節約疲れもあって“プチぜいたく”需要を取り込もうと品ぞろえを充実させている。

 セブン?イレブン?ジ
ャパンは今月、「師走を応援する弁当」として、7日に「ソースひれかつ丼」(498円)、14日に「炭火焼鳥めし重」(498円)、21日には「ビーフハンバーグ&大海老フライ弁当」(550円)と、500円前後の弁当3種類を発売した。素材にこだわり、調理にも手間をかけ価格もやや高めとした。

 同社は昨年度、約4億個の弁当を販売したが
、最も売れたのは12月で約4000万個。特にクリスマス後は一つのピークだったという。「仕事納めの残業する人や、大掃除などで食事をパッと済ませたい需要があったのでは」(担当者)と分析する。

 特に今年は12月27日以降は平日が続き、企業の仕事納めがずれ込みやすい日並びのため、ビジネスマンらの需要に期待をかけている。

 
ローソンとファミリーマートも、年末年始用にそれぞれ高級感を持たせた弁当を販売する。狙うのは、年末年始に外出せず自宅で過ごす「イエナカ需要」の取り込みだ。

 ローソンは、高級弁当シリーズ「ご褒美のひと時」として、28日に「三日仕込みのビーフカレー」(550円)を発売したのに続き、元日には「オメデタイメシ弁当」(590円)を販
売する。ビーフカレーはブイヨンと赤ワインで牛肉をいため、タイメシ弁当はつぼ鯛のつけ焼きを使用した。

 素材にはこだわったものの、円高差益やスケールメリットを生かし、価格は600円以内に抑えた。同シリーズは9月から4品を販売、個数ベースで販売計画を約2割上回っている。

 ファミマは21日に「大海老菜盛天重」(580円)
、27日に「うなぎご飯と赤飯の幕の内弁当」(798円)と、3社で最も高い価格設定で挑む。特に幕の内弁当は800円近いが、末広がりの「八」にちなんで八角形の容器を使用するなど、“ハレの日”の付加価値をアピールする。同社は「普段よりもぜいたくなもの、という需要に応えられるはず」と自信をみせている。(佐久間修志)

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引用元:くろネコ RMT